貧血外来・血液内科
Anemia / Hematology
ナビタスクリニックは各院に血液内科の専門医が揃っています。
めまい、立ちくらみ、疲れやすさ、集中力低下など、「貧血かな」と感じる症状は身近にたくさんありますが、実はそれ以外の深刻な病気が隠れていることも非常に多くあります。気になる症状が続く場合は、受診・検査をお勧めします。その結果、甲状腺疾患、更年期障害、うつの診断がつくことも珍しくありません。
貧血
貧血は「全身の酸欠状態」です
貧血は、血液中のヘモグロビン値が12g/dL未満の状態をいいます。
【貧血症状の起きるワケ】
ヘモグロビンは赤血球に含まれるタンパク質で、酸素を運ぶ働きをしていますので、減少すると体は酸欠状態となります。階段を上ったり、走ったりしたときに顕著に息切れしやすくなるほか、肩こりや頭痛、むくみ、動悸などの症状が現れます。
【鉄欠乏性貧血とは?】
貧血の原因として一番多いのは、鉄欠乏による貧血です。鉄はヘモグロビンを作るのに必要で、出血や汗で失われます。女性は月経による出血が主な原因で、40代では約3割の方が鉄欠乏性貧血とも言われます。
【鉄欠乏性貧血の治療】
鉄欠乏性貧血の治療は、内服および注射による鉄の補充が有効です。しかし、月経や運動が続く限り、一度治療しても再発しやすいため、鉄剤による鉄補充を継続する必要があります。
なお、貧血は、鉄欠乏以外にもビタミンB12欠乏、葉酸欠乏などビタミンの欠乏でも起きます。また、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群など骨髄の病気に随伴しても起きます。
スポーツ貧血
若いアスリートが貧血になりやすいワケ
スポーツも鉄欠乏性貧血の原因となります。
スポーツ貧血は、はげしい運動によるかかとへの衝撃で赤血球が壊れることや、多量の発汗(汗にも鉄が含まれます)により鉄を喪失することが原因です。
陸上競技や剣道など、部活に励む中高生や、マラソンを楽しむ成人の方は、リスクがあります。
その他の血液疾患
日本血液学会認定の専門医による診察と治療
- 血小板の病気(特発性血小板減少性紫斑病、本態性血小板血症など)
- 白血球の病気(白血球減少症・増加症、白血病など)
- 多血症
- 血小板の異常
- リンパ節の腫れの検査や治療
日本血液学会認定の専門医が診察し、適切な検査、治療をご提案します。高次医療機関とも連携しており、入院や精密検査が必要と判断しましたらご紹介いたします。