トラベルクリニック

旅行や海外渡航に伴って生じる健康問題に対し、感染症を専門とする医師、旅行医学を専門とする医師が、アドバイスやワクチン接種、予防薬の処方(マラリア、高山病予防、乗り物酔い。抗生剤はお出しできません)をおこないます。
海外渡航される方は、出発の1ヶ月以上前に受診いただけますと、ほとんどの予防接種を済ませてから渡航いただけます。

【ご相談ください】

  • 渡航者向けワクチン接種および証明書作成
  • 渡航前健診(海外赴任者・留学者向け健康診断)
  • 高山病予防薬の処方

トラベルクリニックご受診に際するご注意とお願い

通常の内科受診と異なり、医師の問診までにお時間を要しますので、以下ご協力お願いします。

  1. 小児期のワクチン接種歴」について確認のうえ、ご来院ください。母子手帳のご持参が必須です。
  2. トラベルクリニックの診察、処方、ワクチン接種はすべて保険外診療(自費診療)です。
  3. 未成年の方がお一人で受診された場合、初回はワクチン接種のプランだけ立て、保護者の了承を得て、2回目以降の受診で接種を開始します。接種の際、必ず以下の同意書も保護者が記入の上、お子様に持たせてください。
  4. 当院では黄熱ワクチン接種は提供しておりません。
  5. 事前に以下「問診票」等をプリントアウト・記入の上ご来院下さいますようお願いいたします。

渡航先とワクチンの種類

入国時に予防接種済であることが求められる国・地域への渡航に必要な場合と、海外で感染症にかからないように体を守る目的で接種したほうがよいものとがあります。

【海外で注意したい病気の例】

  • すべての国や地域:A型肝炎、B型肝炎、破傷風、麻疹、風疹
  • アジア:日本脳炎、狂犬病、腸チフス、インフルエンザ
  • 中央アフリカ:髄膜炎、黄熱、ポリオ、腸チフス
  • ジャングルや動物に触れる機会が多い地域:狂犬病

詳しくは、厚生労働省検疫所[FORTH]でご確認の上、ご相談ください。

英語表記の健康診断書・英文証明書

英語表記の健康診断書・英文証明書が必要な方へ

海外に滞在するにあたり、多くの方は予防接種だけで安心しがちですが、万が一の備えとして、英語表記の健康診断書や英文証明書を発行しておきましょう。

【予防接種の際に発行する英語表記の健康診断書とは?】

英語表記の健康診断書には、その人の持病やアレルギー、治療中の病気などに関する情報が、正式な英語で記載されています。英語力に自信がある場合でも、緊急時には口頭で適切に伝えられない状況となる可能性もあります。英語表記の健康診断書を発行・携行していれば、緊急時でも素早く適切な治療を受けられ安心です。

【英語表記の健康診断書の種類】

主に以下の4種類があります。特に求められることが多いのが「英文予防接種証明書」と「英文薬剤証明書」です。目的に沿って事前に発行しておきましょう。

  • 英文予防接種証明書(狂犬病や髄膜炎菌などの予防接種を証明する書類)
  • 英文薬剤証明書
  • 英文診断書
  • 留学用英文健康診断証明書(海外渡航、ビザ用英文診断書)
【英語表記の健康診断書に記載されるべき内容】
  • 発行医療機関の情報
    • 海外の医師が直接日本の医師と連絡を取るために、医療機関名や住所、連絡先、ロゴマークなどが記載されます。
  • 疾病名
    • 英語表記で正規の疾患名が記載されます。
  • 投薬内容
    • 薬品の名前や投薬量などが英語表記で正確に記載されます。
      現在服用している薬が渡航先で特殊麻薬扱いに分類されている場合等は特に必要です。
  • 治療の追加情報
    • 食事療法や運動療法など、投薬治療以外に行っているものがあれば具体的に記載されます。
  • 予防接種記録
    • 渡航先への入国に際し接種済みであることが求められるワクチンの接種記録が記載されます。
  • アレルギー情報
    • アレルギーがあればその内容を記載、特にない場合にはアレルギーなしと記載されます。
  • 主治医のサイン
    • 診断書を主治医が責任持って作成したことを証明するために必要な情報です。

ナビタスクリニックでも英語表記の健康診断書、英文証明書を発行しています。発行までには1週間ほどかかりますので、ゆとりを持って発行手続きを行ってください。