内科

感染症や生活習慣病など内科全般について診療を行います。わかりやすい説明を心がけていますので、お困りの症状があればご相談下さい。

専門医による診療や、詳しい検査、入院治療の必要があると判断したときは、適切な医療機関にご紹介いたします。また、近隣の医療機関と連携しており、CTやMRI、内視鏡検査も、当院から直接予約を入れることができ、結果も当院でご説明します。

頭痛

あなたはどちら? 種類によって対処法が違います

頭痛は大きく分けて、「筋肉の緊張によって起こる」タイプ(緊張型痛)と、「頭の血管の拡張によって起こる」タイプ(片頭痛)とがあります。ナビタスクリニックでは、両タイプのご相談に応じています。

【片頭痛:血管の拡張による】
  • 頭部の血管が拡張することで神経が刺激されて痛みを生じる。
  • ガンガン、ズキズキ、脈打つように痛むのが特徴。
  • 数時間程度で治まることもあれば数日間続いたり、周期的に繰り返す人も。
  • 光や音、におい、気圧、温度の変化に対して敏感になるのも特徴。
[主な原因]

女性ホルモンの変化、精神的ストレス、寝不足、寝すぎ、風邪、二日酔い

[対処法]
  • 痛む部分を冷やす。(×温めるのは逆効果)
  • 静かな暗い場所で休む。
  • コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインを適量摂取する。

※連日のカフェイン過剰摂取は逆に頭痛を誘発するので要注意。

[予防法]
  • 寝不足や寝すぎなどはなるべく避けて、規則正しい睡眠をとる
  • 片頭痛を誘発しやすいとされるチョコレートやチーズ、赤ワインを摂りすぎない。
【緊張型頭痛:筋肉の緊張による】
  • 首や肩の筋肉が緊張して凝った状態=血流が悪くなった結果、老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて痛みを生じる。
  • 頭が締め付けられるような圧迫感や重圧感があるのが特徴です。
  • 数時間程度で治まることもあれば、慢性化してしまうケースも。
[主な原因]

首・肩・頭部の筋肉のコリ、目を駆使する、猫背などの悪い姿勢、長時間同じ姿勢

[対処法]
  • 解熱鎮痛剤を服用する。
  • 温めて、首や肩の筋肉のコリをほぐす。ストレッチなども効果的。
  • 心身のストレスを発散するために、気分転換をする。
[予防法]
  • 長時間同じ姿勢をとらないようにする、正しい姿勢を意識する
  • 首や肩の筋肉の緊張をほぐすために、こまめに簡単なストレッチをする。
  • 高すぎず柔らかすぎない自分に合った枕を選ぶ。ナビタスクリニックでは、両タイプのご相談に応じています。

肥満

長い目で見てリバウンドを避けるために

肥満の治療で最も大切なのは、栄養管理と運動です。ナビタスクリニックでは栄養指導・運動管理のお手伝いをいたします。ただし、各種検査や、それにもとづく医師の判断によっては、肥満治療薬を検討することもあります。


【なぜ肥満はよくない?】

いずれにしても、肥満は体内の炎症と密接に結びついていることが多くの研究からわかってきました。

これらの炎症は、がんや糖尿病などの生活習慣病の発症や悪化とも大きく関連すると考えらています。

健康の観点からも、肥満解消に取り組むことが欠かせません。ぜひナビタスクリニックの医師にご相談ください。長期的な視点を持って、一緒に向き合っていきましょう。

【GLP-1薬も処方致します】

診察の上、適応があり必要と診断された方には、薬による減量もご希望によりご案内いたします。

糖尿病

糖尿病の治療目標は?どうすればいい?

糖尿病があっても、血糖をコントロールして、糖尿病がない人と同じ健康寿命を目指すのが治療の目的です。

【糖尿病とは】

糖尿病とは、慢性的に血糖値が高くなる病気です。慢性的に血糖値が高いと、全身の血管が傷み、神経や眼、腎臓など毛細血管の集まる臓器がダメージを受けます(糖尿病の慢性合併症)。生活の質(QOL)の低下のみならず、命に関わります。

【どうやって血糖値をコントロールする?】

糖尿病の進行を少しでもくい止め、合併症を防ぐため、血糖値を安定的に穏やかに保つ(血糖コントロール)が大切です。

血糖コントロールには、まず食事と運動が大切です。加えて、薬による治療があります。

●食事療法●

食事によってからだに取り込まれる糖の量やエネルギーのバランスなどを調整します。

●運動療法●

運動によって、糖が使われ、血糖値を下げることができます。また、筋肉の量が増えれば、糖がからだに取り込まれやすくなります。その上、脂肪が減ることで、血糖値を下げるインスリンが効果を発揮しやすくなります。

●薬物療法●

糖尿病の薬には多くの種類があります。飲み薬では、インスリンの分泌や効き具体を高めるもの、食事でとった糖の分解・吸収を遅らせるもの、糖の排泄を促すものがあります。注射だと、インスリンの分泌を促す注射や、インスリンそのものを外から補う注射があります。

ナビタスクリニックに定期通院し、検査を行いながら、血糖コントロールに努めている患者様も多くいらっしゃいます。一人ひとりに合った薬を処方いたしますので、ぜひ御相談ください。

痛風

風が吹いても痛い!なぜ起きる?

痛風は、尿酸の血中濃度が高いこと(高尿酸血症)が原因で、尿酸の結晶ができ、関節に沈着・蓄積して起きる病気です。

  • 尿酸結晶はイガグリのようにトゲトゲで、この結晶を白血球が処理する際、痛風発作(急性関節炎)を起こします。関節など溜まりやすい部位とその周辺が、激烈な痛みに襲われます。
  • 最初の発作では、4日~1週間ほどで痛みはとれて、10日もすると完全に消えることがほとんどです。 しかし放っておけば、多くは最初の発作から1~2年後に再発します。
  • また、高尿酸血症状態が続くと尿酸結石が腎臓に生じ、腎機能が悪化して腎不全となります。
【発作の予防はどうすればいい?】
  • 尿酸はたえず体内で作られていますが、菜食を主とした食生活に切り替え、尿酸が体内で増えすぎないようにすることが大事です。
  • とくに「プリン体」と呼ばれる物質を多く含む食品を避けるべきと言われ、プリン体接種は1日400mg上限が基本とされています。
  • 高プリン体食品の代表的な例は、鶏レバー、アンコウの肝、マイワシの干物、カツオなどです。
  • 加えて、定期的な血液検査(尿酸値と腎機能検査等)に基づき、内服薬で血中尿酸値をコントロールします。

ナビタスクリニックにも定期通院されている患者様は多くいらっしゃいます。ぜひご相談ください。

脂質異常

太っていなくても「脂質異常」、何が問題?

脂質異常とは、脂質の中でも特に、悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が多過ぎる、あるいは善玉(HDL)コレステロールが少なすぎる、など、血中にとけ込んだ脂肪の量やバランスが悪化した状態です。

【放っておくと何が起きる?】

脂質異常症は、それ自体に自覚症状もなく放置されがちですが、確実に動脈硬化を進行させます。

LDLコレステロールは、余分なコレステロールを血管の壁に沈着させ、動脈硬化を引き起こします。HDLコレステロールは使い

終わって余ったLDLコレステロールの回収役なので、少なければやはり動脈硬化が進みます。

動脈硬化は、狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患のリスクを高めます。 

ナビタスクリニックでは、脂質異常に対し、食事指導、運動指導、薬物療法を行っています。 まずは食事や運動といった生活習慣を改善し、経過を観察します。生活習慣を改善して体重が減ると、コレステロールや中性脂肪の数値は下がることが多いためです。

それでもなかなか数値が下がらない方に、薬物治療を並行して行います。まずはぜひご相談ください。一緒に長期的に向き合っていきましょう。

漢方

漢方医学と西洋医学、何が違う?

ナビタスクリニックでは、西洋医学にもとづく診断や治療に、漢方治療をプラスした診療を行っています。

【なぜ漢方をとり入れるの?】

漢方医学と西洋医学とでは、見ているものが違います。

  • 漢方医学
    • 病気を持つ「人」がターゲット。それぞれの体質や心身の状態に応じて薬を変え、自然治癒力を利用して治す。
  • 西洋医学
    • 病気が起きている器官やメカニズムに着目し、ピンポイントで治す。病気ごとに治療法や薬が決まっている。

西洋医学ではあまり考慮されない個人の体質や状態を、漢方ではメインにとらえ、体質や体調の改善を図ることで治癒をめざします。

【医療機関での処方をお勧めする理由】

漢方薬によっては、ドラッグストアなどでも市販されています。多くはマイルドに効くよう作られているため、軽い症状では使いやすいでしょう。

一方で、漢方薬は体質の見極めが重要で、判断を誤ると効果がなかったり、体調を悪化させることもありえます。

また、即効性がほしい場合など、西洋薬との併用が望ましいこともあります。その場合、効果や安全性の観点から、飲み合わせが問題となります。

適切な服用のために、医師や薬剤師に相談するのが安心です。

ナビタスクリニックには、漢方に精通した医師もおります。ぜひご相談ください。

舌下免疫療法(スギ花粉症・ダニアレルギー)

舌下免疫療法ってなに? 花粉症が治るってほんと?

ナビタスクリニックでは、アレルギー血液検査に基づき、アレルギー性鼻炎(花粉症ほか)治療、や発作を鎮めるエピペン処方を行います。

スギ花粉症やダニアレルギーの根治を目指せるのが「舌下免疫療法」です。

【舌下免疫療法とは】

100年異常昔から行われてきた「アレルゲン免疫療法」の1つです。からだをアレルギー物質(アレルゲン)に慣らして、症状を和らげたり、根本的な体質改善が期待できます。

開始できる時期はいつ?

スギ花粉症の場合は、花粉の飛散時期が過ぎた6月〜11月下旬頃に始めます。スギ花粉が飛んでいる時期は治療を新たに開始することはできません。スギ花粉(アレルゲン)に対し、体の反応性が過敏になっているためです。

ダニアレルギー性鼻炎の場合は、一年中いつでも治療を始められます。

どれくらい治療を続けるの?

少しずつ投与して体を慣らすことからはじめるため、数年継続して服用します(3年以上推奨)。そのため定期的な受診が重要です。

いつから、どれくらい効果が続く?

正しく治療が行われると、スギ花粉症では初めての花粉飛散シーズンから、ダニアレルギー性鼻炎では治療開始の数ヶ月後から、効果を感じられます。

年単位で継続することで、アレルギー症状を治したり、治療終了後も長期にわたり効果が期待できます。症状が完全におさえられない人もいますが、それでも症状をやわらげ、対症療法薬の使用量を減らすことが期待できます。

副作用は?

アレルゲンを投与することから、服用後にアレルギー反応がおこるおそれがあり、まれに強いアレルギー症状が発現するおそれがあります。そのため、かならず医師の前で服用します。

子供も治療できる?

小児の患者さんも舌下免疫療法は行えます。

舌下免疫療法は実施できる医師が決まっています。ナビタスクリニックにも実施できる医師がいますので、ぜひご相談ください。

いびき・睡眠時無呼吸症候群

いびきがひどい人は、睡眠時無呼吸なの?

いびきはノドが振動している状態ですが、ノドがさらに狭くなると、息を吸うときに気道の壁が吸い寄せられて閉じ、息が吸えない状態になることがあります(無呼吸[閉塞型】)。 それが頻繁に、1時間に5回以上起こり、様々な症状が引き起こされるのが睡眠時無呼吸症候群です。

【いびきは発見の手がかり】

実際、睡眠時無呼吸症候群の発見の手がかりはいびきです。「昔からいびきはかいていたが、最近激しくなった」「息が止まっていると言われた」「昼間の眠気で困るようになった」など、心当たりのある方は、受診して検査をお勧めします。

【ご自宅で検査が可能です】

ナビタスクリニックでは、いびき・無呼吸の簡易検査を実施しています。簡易検査はご自宅で行えますので、長期的な治療の間、無理なく定期的に経過を確認できるのがメリットです。

【CPAP(シーパップ)とは?】

鼻マスクから空気を送りこみ、ノドの内側から膨らませて、息を吸おうとするときにノドが狭まるのを防ぐ方法です。


この方法はほぼ100%の患者さんで有効で、睡眠の質が高まる結果、重症患者さんも虚血性心臓病や脳血管障害の予防につながります。

ナビタスクリニックでも、CPAPを導入された患者さんの多くが、夜ぐっすり眠れて昼間の眠気がとれ、集中力・意欲の高まりを実感されて非常に驚かれ、喜ばれています。

高血圧

高血圧ってどんなもの?放置したら?
【高血圧とは?】

診察室でのくり返しの測定で最高血圧が140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上であれば、高血圧と診断されます。

【高血圧の90%は原因不明】

血圧とは、心臓から送り出された血液が動脈の内壁を押す力のことです。

血圧の高さは、心臓が血液を押し出す力、血管の弾力性と拡張具合、様々な内臓から分泌される物質など、多くの因子で決まります。

原因の判らないものを「本態性高血圧」といい、高血圧症の約90%がこれに入ります。遺伝的な因子に加え、以下のような環境因子が関与しているため「生活習慣病」とされます。

  • 過剰な塩分摂取
  • 肥満
  • 過剰飲酒
  • 精神的ストレス
  • 自律神経の調節異常
  • 運動不足
  • 野菜や果物(カリウムなどのミネラル)不足
  • 喫煙

なお、血圧は常に変動しています。通常は朝の目覚めとともに上昇し、日中は高く、夜間・睡眠中は低くなります。また、冬は夏より高くなります。

【高血圧と動脈硬化・心疾患】

血管の壁は本来弾力性がありますが、高血圧状態が長く続くと血管はいつも張りつめた状態で細かな傷がつき、次第に厚く硬くなります。高血圧による動脈硬化です。

この動脈硬化は、大血管にも、小血管にも起こり、脳出血や脳梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、心筋梗塞、眼底出血などの原因となります。

また心臓も、高い血圧にうち勝つために無理をすることになり、心臓肥大が起こり、心不全になることもあります。

こうした合併症を予防するためには、血圧の正常化が大事です。上記の環境因子に気をつけた上で、なお高血圧が改善されない場合は、薬による治療を行います。

ナビタスクリニックにも定期的に受診して高血圧治療をされている患者様が多くいらっしゃいます。高血圧は自覚症状がほとんどないため、受診をやめてしまう方もおられますが、長期的な健康維持のために、一緒に頑張っていきましょう。

不整脈

不整脈ってなに?

心臓が正常に拍動しない状態を「不整脈」と呼びます。通常、心臓は1分間に60~70拍で規則的に収縮しますが、このリズムが崩れることを総称して不整脈と呼んでいます。

不整脈には多くの種類があり、放置していてもよいものから、命に関わるものまでさまざまです。症状も多様で、何も感じないこともあれば、救急車を呼ぶべき激しいものもあります。

【不整脈の症状】

動悸、めまい、息切れ・息苦しさ、重症だと失神、突然死

  • 頻脈性不整脈:
    • 拍動が異常に速くなるタイプの不整脈。
    • 激しい動悸や胸の不快を感じることが多い。
    • 心臓の血液を送り出す力が落ちるため、疲労感や息苦しさ、意識が遠くなるようなめまい、ふらつきを生じることも。
    • 重症の場合、失神や突然死をきたすことがあります。
  • 徐脈性不整脈:
    • 拍動がゆっくりになるタイプの不整脈。
    • 疲労感や息切れ、めまいなどの症状が現れます。
    • 重症の場合、失神や突然死をきたすことがあります。
【不整脈の原因】

不整脈には、原因があるものと、原因がはっきりしないものがあります。

  • 原因がはっきりしている不整脈
    • 心筋梗塞や心筋症など心臓自体に病気がある場合
    • 甲状腺ホルモン、血液中の電解質イオン、自律神経の活動などに異常がある場合に、
    • 服用している薬の副作用で不整脈を生じることもあります。
  • 原因がはっきりしない不整脈
    • 異常な電気刺激を発生させる部位が、生まれつき存在しているか、年齢に伴って形成された結果生じます。
    • 高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病
    • 喫煙、過度の飲酒、精神的ストレス、睡眠時無呼吸などの心臓に負担をかける要素

複合的に合わさって起こりやすくなる不整脈もあります。

【頻脈性不整脈の治療】

頻脈性不整脈は、上室性と心室性に分けられます。

  • 上室性の場合、基本的には良性で、発作時に命に関わる状態になることはほとんどありません。
  • 心室性の場合でも、不整脈以外の病気が心臓になく、心臓が収縮する力が正常であれば、良性で命に関わることは稀です。
  • 心筋梗塞や心筋症などで心臓が収縮する力が低下している状態で生じた心室性不整脈は失神や突然死をきたす場合があります。

ナビタスクリニックでは、抗不整脈薬などの飲み薬を処方します。根治にはいずれの頻脈性不整脈もカテーテルアブレーションが有効で、その場合は適切な病院に紹介を行います。

動悸

ドキドキ動悸がする・・・放っておいて大丈夫?

動悸とは、自分の心臓の拍動(心拍、ドキドキという動き)が強く感じられ、不快感や違和感を自覚する状態です。脈拍が速くても、遅くても、普通であっても、その脈拍がいつもと違うと感じるだけで動悸と表現されます。

心臓は1分間に60~70拍で規則的に収縮しますが、このリズムが多い、少ない、本来起こらないタイミングでの収縮など、正常範囲から崩れ(不整脈→「不正魔脈って何?」をご参照ください)、それをを自覚した場合に動悸という症状になります。

また、不整脈がなくても、心臓弁膜症や肥大型心筋症などで心臓の本来の動き方・働き方から逸脱する場合にも、動悸を感じることがあります。

【動悸が起きやすいのはどんな人?】

動悸の主な原因となる不整脈は高齢者に多い病気ですが、若い人にも起こり得ます。
不整脈のなかでも最も多い心房細動は、加齢とともに増え、女性よりも男性に多いことが知られています。
その他、動悸を起こす原因はさまざまですが、生命に関わるような病気が隠れている場合もあります。動悸を感じたら内科を受診しましょう。

【動悸を起こす深刻な病気】

きびしい病気だと、以下が考えられます。

  • 心房細動
    • 心房がけいれんするように不規則かつ頻回に収縮する。血栓・塞栓症の原因にもなる。
  • 心臓弁膜症
    • 血液の逆流を防止している心臓内の弁がうまく機能せず、血液が逆流したり、流れが悪くなったりする。
  • 鉄欠乏生貧血
    • 体内に貯蔵している鉄の量が減って赤血球を作れなくなり、全身が酸欠に陥った状態。
  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)
    • 甲状腺ホルモンの過剰分泌により、頻脈となる。暑さを感じ、体重減少や疲労感などが起こる。
  • パニック障害
    • 特定の状況でパニック発作(突然の強い不安により、神経症状が出る)が起こり、人によって動悸や頻脈が生じる

内分泌異常

甲状腺や副腎、膵臓などから分泌されるホルモンのバランスが大きく乱れた状態です

全身のホルモンバランスは、複数の臓器がうまく統制をとることで調整されています。 内分泌異常が起こると、全身各所にさまざまな症状が現れます。よく知られているのが以下の病気とその症状です。

【バセドウ病】(甲状腺機能亢進)

甲状腺ホルモンの分泌が異常に増え、新陳代謝が過剰になって様々な症状が出ます。男女比約1:4~5で女性に、20〜40代に多いという特徴があります。

  • 異常な暑さと発汗
  • 全身倦怠感や軽い疲労感
  • 手の震えや体の揺れる感じ
  • 眼球が突出し、物が二重に見える
  • 頻脈や不整脈
  • 情緒不安定、神経過敏、集中力低下などの精神症状
【橋本病】(甲状腺機能低下)

体の中の新陳代謝が停滞し様々な症状が出ます。40〜50才代の女性に多い特徴があります。

  • 動悸・息切れ
  • からだのむくみ
  • 手足の冷え
  • 動作が緩慢になる
  • 意欲低下や記名力低下といった精神症状

ナビタスクリニックでは、甲状腺に関する血液検査、内服治療を行います。必要に応じて専門医に紹介いたします。